
ホンダの上質なSUV、ZR-V。その洗練されたスタイルと走りに魅力を感じ、そろそろ価格が落ち着いてきた中古車を欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ中古車の相場を調べてみると、「思ったより安い?」と感じるかもしれません。同時に、インターネットで評価を検索すれば、売れないという噂や、辛口なレビュー、時には「ひどい」といった言葉まで目に入り、不安になることもあるでしょう。
大きすぎるというサイズ感への懸念や、維持に関わる大きな欠点があるのではないか、中には「やめとけ」という強い意見もあり、購入をためらってしまうのも無理はありません。
この記事では、ZR-Vの中古車がなぜ安い理由があるのか、その背景を徹底的に解説します。人気のハイブリッドモデルや安定した走りが魅力の4WDの価格動向、実際にどのような年齢層に支持されているのか、愛用する芸能人はいるのかといった情報まで網羅し、あなたの疑問を解消します。
- 競合車種が多く相場が落ち着いている背景
- 高品質な試乗車落ちが多いという市場特性
- トヨタ車に比べリセールが低いという実態
- 「やめとけ」と言われる欠点の具体的な内容
ZR-Vの中古が安い理由と市場の評価

- 中古は売れない?流通台数と人気を分析
- なぜ評価が辛口?ひどいと言われる点
- 賛否両論のデザイン、市場評価への影響
- 大きすぎるとの声も?サイズと競合比較
- 激戦区SUV市場でのリセールバリュー
- 人気のハイブリッド中古車!その実力は?
- 理由の核心?試乗車落ちと登録済み未使用車
中古は売れない?流通台数と人気を分析
ホンダZR-Vが「中古で売れない」という印象は、必ずしも正確な評価ではありません。実際には、市場には多くの良質な中古車両が流通していますが、同クラスのライバル車種と比較した場合に、販売台数や中古市場での動きがやや鈍く見えるのが実情です。
主な理由として、ZR-Vが属するミドルサイズSUV市場が、トヨタのハリアーやカローラクロス、日産のエクストレイルといった強力な人気車種がひしめく「激戦区」であることが挙げられます。
ZR-Vは2023年に発売された比較的新しいモデルですが、発売初期の部品供給の問題やそれに伴う受注停止の影響もあり、爆発的な販売台数を記録するには至っていない背景があります。
実際に中古車市場(カーセンサーやグーネットなどのWebサイト)の在庫を検索してみると、ZR-Vの流通台数は着実に増えています。ここで特徴的なのは、走行距離が数千km程度と非常に少ない「登録済み未使用車」や、全国のホンダディーラーで使われていた「試乗車・展示車」上がりの車両が、中古車として多く出回っている点です。
これは、発売から1~2年が経過し、それらの車両が市場に一斉に供給され始めた時期と重なります。結果として一時的に供給が需要を上回り、在庫が豊富な状態が生まれました。
このように、「売れない」と断言するよりは、「強力な競合の多さ」と「状態の良い中古車の流通量が一時的に増加したこと」が、現在の中古車価格に影響を与えていると分析できます。購入を検討している方にとっては、新車に近い品質のクルマを割安な価格で狙いやすい、絶好のタイミングとも言えるでしょう。
なぜ評価が辛口?ひどいと言われる点

ZR-Vの総合評価は決して低くありませんが、一部のユーザーレビューやクチコミでは「辛口」あるいは「ひどい」といった厳しい評価が見受けられます。これは、ZR-Vの持つスポーティな特性と、購入者がSUVに求める快適性との間にギャップが生じやすいためです。
厳しい評価が集中する主な理由は、「乗り心地の硬さ」「静粛性(ノイズ)」「後席の居住性」「一部の純正装備」の4点にあります。ZR-Vは、シビックをベースに開発され、欧州車のようなスポーティで安定した「走り」を追求しています。
そのため、サスペンションのセッティングが硬めに感じられることがあります。これが、街乗りや荒れた路面を走行する際に、路面の凹凸を拾いやすく「乗り心地が悪い」と感じる要因になっています。
具体的な評価の内訳を見ていきましょう。
乗り心地と静粛性への不満
前述の通り、足回りの硬さに加え、静粛性についても指摘があります。特に高速道路での走行時に、風切り音や、装着されているタイヤが拾うロードノイズ(「ゴー」という走行音)が車内に響きやすいというレビューが散見されます。
ただ、この点は装着タイヤの種類(例:アレンザかアドバンdBか)によっても印象が変わるため、一概には言えません。また、停車中に発電のためにエンジンが始動すると、その音が思いのほか大きいと感じる人もいるようです。
居住性・ナビへの辛口レビュー
後席の居住性に関しては「座面が低い」という指摘が目立ちます。デザインの都合上、座面の位置が低めになっており、長距離ドライブでは大人が少し窮屈な姿勢(膝が持ち上がるような体勢)になる可能性があります。
また、標準装備の純正ナビゲーションシステム(Honda CONNECTディスプレー)に対し、「走行中に地図上の細かい道が表示されなくなる」「自車位置が時々ズレる」といった操作性や精度への不満の声も、一部のユーザーから挙がっています。
ただし、これらの欠点とされるポイントは、裏を返せば「走りの良さ」の対価であるとも解釈できます。スポーティなハンドリング性能を重視する人にとっては許容範囲であることも多いため、辛口な評価は、購入前に試乗などで必ずチェックすべき項目を示していると言えます。
賛否両論のデザイン、市場評価への影響
ZR-Vの中古車価格が比較的安く感じる理由の一つに、その「デザイン」が市場で賛否両論となっている点が挙げられます。特に、フロントグリル(縦基調のバーチカルグリル)のデザインは、従来のホンダ車ユーザーや他のSUVと比較検討する層の間で、評価が明確に分かれています。
否定的な意見としては、「ダサい」「おちょぼ口に見えてバランスが悪い」「個性が強すぎる」といった声があります。SUVに求められがちな力強さや、ハリアーのような流麗さを好む層からは、受け入れられにくい傾向があるようです。
一方で、肯定的な意見も多く、「欧州車(マセラティなど)のようでスタイリッシュ」「他のホンダ車と違って高級感がある」「都会的で洗練されている」と、その独自性を高く評価する声もあります。
このデザインの評価は、実際の購入者層にも影響を与えています。市場の調査データによれば、ZR-Vの主な購入年齢層は40代から50代が中心です。これは、ヴェゼルやカローラクロスといった車種と比較するとやや高めの年齢層であり、「落ち着いたデザイン」や「質感の高い内装」を評価する層に強く響いている結果と考えられます。
逆に、若年層からは「渋い」と見られがちで、より幅広い層にアピールするデザインとは言えない側面が、販売台数が爆発的に伸び悩む一因とされています。
中古車市場において、デザインの好みはリセールバリュー(再販価値)に直結します。万人受けしにくいデザインのクルマは、中古車を探す際の検索対象から外れやすくなるため、需要と供給のバランスから相場が落ち着きやすくなります。
ZR-Vのデザインは、特定層には深く刺さるものの、幅広い人気を獲得するには至っていないのが現状です。この「好みの分かれやすさ」が、中古車市場での価格形成に影響を与えているのです。
大きすぎるとの声も?サイズと競合比較

ホンダZR-Vに対して「大きすぎる」という評価は、特に都市部での利用を想定する層や、コンパクトSUVからの乗り換えを検討している層から聞かれます。これは、ZR-VがホンダのSUVラインナップの中で「ヴェゼル」より一回り大きく、日本の道路事情、特に駐車場の規格に対してサイズが際立つためです。
この「大きすぎる」と感じられる最大の要因は、1,840mmという車両の全幅にあります。都市部、特に関西や東海地方などの都市圏では、機械式(立体)駐車場の全幅制限が1,850mm以下に設定されていることが多く、ZR-Vはギリギリか、場所によっては入庫自体が難しいサイズ感となります。
また、住宅地の狭い路地でのすれ違いや車庫入れの際も、このボディサイズを運転のプレッシャーとして感じるドライバーも少なくありません。
ZR-Vのサイズ感を客観的に把握するため、主要な競合車種と具体的な数値を比較してみます。
| 車種 | 全長 (mm) | 全幅 (mm) | 全高 (mm) |
|---|---|---|---|
| ホンダ ZR-V | 4,570 | 1,840 | 1,620 |
| トヨタ ハリアー | 4,740 | 1,855 | 1,660 |
| 日産 エクストレイル | 4,660 | 1,840 | 1,720 |
| マツダ CX-5 | 4,575 | 1,845 | 1,690 |
| ホンダ ヴェゼル | 4,330 | 1,790 | 1,580 |
表の通り、ZR-Vの全幅1,840mmは日産エクストレイルと全く同じであり、ハリアー(1,855mm)やCX-5(1,845mm)よりはむしろ僅かに狭い数値です。しかし、弟分であるヴェゼルの1,790mmと比較すると50mm(5cm)も広くなっています。
このため、ヴェゼルからの乗り換えや、コンパクトSUVからのステップアップを検討する層が試乗した際に、「思ったより大きい」「これでは大きすぎる」と感じるケースが多いと推測されます。
逆に言えば、このサイズだからこそ、インパネ周りのゆとりある内装デザインや、高速走行時のどっしりとした安定した走りが実現できているとも言えます。
結論として、ZR-Vの「大きすぎる」という評価は、主に全幅1,840mmという数値が日本の都市部の駐車環境や、ヴェゼルとの比較において際立つために生じています。
ミドルサイズSUVのカテゴリーで見れば標準的なサイズであり、購入を検討する際は、ご自身の駐車場のサイズやよく走行する道の幅を、販売店の試乗車などで事前に確認することが失敗しないための鍵となります。
激戦区SUV市場でのリセールバリュー
ZR-Vの中古車が安いと感じられる背景には、リセールバリュー(再販価値)が市場の期待ほど高くないという事実があります。これは、ZR-Vのクルマとしての品質が低いわけではなく、ミドルサイズSUVという競争が激しい市場環境や、ホンダ車全体のリセール傾向が複合的に影響した結果です。
リセールバリューが伸び悩む最大の理由は、競合車種、特にトヨタ車のブランド力が中古車市場において非常に強力であるためです。トヨタのハリアー、RAV4、カローラクロスといった車種は、国内SUV市場で圧倒的な人気を誇り、中古車になってもその需要が落ちにくいという特性があります。
リセールバリューは「中古車としての需要の高さ」で決まるため、海外市場での人気も高いトヨタ車は、他メーカーと比較して高い残価率を維持する傾向が顕著です。
これに対し、ホンダ車はトヨタ車ほどの強固なリセール市場を持つとは一般的に認識されていません。加えて、前述の通りZR-Vのデザインは賛否が分かれるため、中古車として購入する際のターゲット層が限定的になりやすいことも、価格が下がりやすい要因の一つとなっています。
リセールデータの比較
具体的なリセールデータを見ると、その傾向は明確です。3年後の残価率(新車価格に対する再販価値の割合)は、ZR-Vの上級グレード「e:HEV Z」で約45%~55%前後とされています。一方で、同条件のハリアーやカローラクロスの上位グレードは、60%を超えるケースも珍しくありません。この差が、中古車になった際の本体価格の安さに直結しています。
パワートレインによる差
パワートレイン別では、e:HEV(ハイブリッド)モデルの方が、1.5Lターボのガソリンモデルよりもリセールが高い傾向がはっきりと出ています。これは、近年の燃費志向の高まりから、中古車市場においても燃費性能(カタログ値で20km/L前後)に優れるハイブリッドの需要が安定しているためです。
人気のボディカラー(ブラックやホワイト)や、装備が充実した上級グレードの「Z」は比較的高いリセールを維持しやすいですが、それ以外の条件では値下がり幅が大きくなる可能性があります。
ZR-Vのリセールバリューは、最強の競合車種と比較すると低い傾向にあるのが実情です。しかし、これは「お得に中古車を購入したい」と考える読者にとっては、むしろ大きなメリットとなります。
新車価格が高額だった上級グレードの車両、特に人気のe:HEVモデルを、競合車種よりも安価な支払総額で手に入れられる可能性が高いということです。
人気のハイブリッド中古車!その実力は?

ZR-Vの中古車市場において、購入者からの人気が最も集中しているのは、e:HEV(ハイブリッド)モデルです。ガソリンモデルと比較して中古車本体価格は高めに設定されていますが、それを上回る「走りの質感」と「燃費性能」の両立が、多くのドライバーから高く評価されています。
この人気の理由は、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「スポーツe:HEV」の完成度の高さにあります。ZR-Vのe:HEVは、シビックと同じ2.0L(排気量1,993cc)の直噴エンジンと2つのモーターを組み合わせています。
市街地走行のほとんどの領域をモーターのみで駆動し、エンジンの効率が良い高速巡航時だけエンジン直結モードに切り替わるシステムです。これにより、発進時から非常にスムーズで力強い、電気自動車(EV)のような加速感を味わうことができます。
一方で、1.5Lターボ(排気量1,496cc)のガソリンモデルは、軽快な吹け上がりとCVTによる滑らかな変速が特徴ですが、e:HEVの持つシームレスでトルクフルな加速フィールと比較すると、その差は明確です。
e:HEVとガソリン車の走行フィール比較
e:HEVモデルは、アクセルを踏み込んだ瞬間にモーターが最大トルクを発生させるため、車重を感じさせない余裕のあるパワー感が魅力です。特にストップ&ゴーの多い街中や、高速道路の合流などでその恩恵を感じやすいでしょう。また、EV走行中はエンジンが停止するため、車内の静粛性が非常に高いのも上質さを感じるポイントです。
ガソリンモデルは、ターボエンジン特有の力強さがあり、価格の安さが魅力です。しかし、燃費性能(WLTCモード)で比較すると、e:HEV(FFモデルで22.0km/L前後)に対し、ガソリン車(FFモデルで15.5km/L前後)と大きな差があります。この維持費の差も、中古車市場での人気に影響しています。
中古市場での価格差と判断基準
中古車市場では、同じ年式(例:令和5年式)や同程度の走行距離、同グレード(例:Zグレード)の条件で比較した場合、e:HEVモデルはガソリンモデルよりも数十万円(一般的に30万〜50万円程度)高い価格で販売されています。
この価格差は新車時の設定が反映されたものですが、多くのユーザーは、年間のガソリン代の差額以上に、e:HEVが提供する「静かで力強い上質な走り」という付加価値に納得して選択している傾向があります。
結論として、ZR-Vのハイブリッド中古車は、価格が多少高くても、ZR-V本来の「スポーティで上質な走り」というコンセプトを最も色濃く体現しているモデルです。燃費性能と走行性能の両方を高いレベルで求める方にとって、e:HEVは中古車として非常に魅力的な選択肢となっています。
理由の核心?試乗車落ちと登録済み未使用車
ZR-Vの中古車が、発売からまだ新しいモデルであるにもかかわらず「安い」と感じられたり、良質な車両が豊富に流通していたりする理由の核心は、市場に出回っている中古車の多くが「試乗車落ち」や「登録済み未使用車」であるためです。
これらの車両は、一般的なオーナーが使用した後に下取りや査定に出された車両とは異なり、明確な特徴と価格が安くなる理由が存在します。
登録済み未使用車(新古車)とは
「登録済み未使用車」とは、ディーラーの販売目標達成などの事情から、新車として一度ナンバー登録だけが行われ、実際には公道でほとんど使用されていない車両を指します。
走行距離は数十km程度と極めて新車に近く、内外装も新品同様の状態です。しかし、書類上は一度登録されているため「中古車」扱いとなり、新車価格よりも安い価格で提供されます。
試乗車・展示車落ちの車両とは
一方「試乗車落ち」とは、全国のホンダ正規ディーラー(Honda Cars)で、顧客の試乗や展示のために一定期間(多くは半年から1年程度)使用された車両のことです。これらの車両は、中古車市場に流通するタイミングで、走行距離が数千kmから1万km程度になっていることが一般的です。
なぜこれらの車両が「安い」のか
試乗車や展示車は、法的には中古車(ワンオーナー目)として扱われます。新車保証(メーカー保証)の期間は、最初に登録された日(新車登録日)からカウントが開始されるため、中古車として購入する時点では、保証の残り期間が新車購入時よりも短くなっています。
また、試乗車の場合は不特定多数のドライバーが短距離の運転を繰り返しているという経緯もあります。これらの理由から、新車よりも大幅にディスカウントされた価格設定で販売されるのです。
試乗車落ちを選ぶメリット
これらの車両は、デメリットばかりではありません。むしろメリットの方が多いと言えます。試乗車は、最上級グレードの「e:HEV Z」や、メーカーオプションであるBOSEサウンドシステム、パノラマビューカメラなどがフル装備されている「全部載せ」の仕様であることが非常に多いです。
また、正規ディーラーで使用されていたため、法定整備やメンテナンスがしっかりと行われており、車両の品質管理という点ではこの上ない安心感があります。
ZR-Vは2023年に発売され、2025年の現在、ちょうどディーラーが保有していた初期の試乗車が一斉に中古車市場に供給されるタイミングと重なっています。この「高品質だが価格は安い」車両が市場にまとまって流通することが、中古車全体の平均価格を押し下げ、「ZR-Vの中古は安い」と感じさせる大きな要因となっています。
修復歴や過走行が理由で安いわけではないため、これら「ディーラー由来」の車両は、ZR-Vを賢くお得に購入するための最良の選択肢の一つと言えるでしょう。
ZR-Vの中古が安い理由と購入時の注意点

- 欠点はある?やめとけと言われる理由
- 中古相場の目安と4WDモデルの価格
- どんな年齢層が欲しい?愛用する芸能人
- ガソリン車とe:HEV、中古で狙うなら?
- グレード別(ZとX)の装備と満足度の差
- 試乗で必須確認!乗り心地と静粛性
- 失敗しないための保証・認定中古車の確認
欠点はある?やめとけと言われる理由
ZR-Vはホンダの意欲作であり、多くの魅力を持つSUVですが、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、事前に把握しておくべき欠点や「やめとけ」と言われる理由も存在します。
これらの指摘は、主にZR-Vが持つ「スポーティな走り」と「デザイン性」を優先した設計の裏返しであり、快適性やファミリーユースでの実用性を最重要視する層からの厳しい意見が中心です。
乗り心地と静粛性への指摘
ZR-Vの欠点として最も多く挙げられるのが「乗り心地の硬さ」です。これはシビック譲りのスポーティな走行性能を追求した結果、サスペンションが硬めにセッティングされているためです。
平坦な道では安定した走りを楽しめますが、荒れた路面や段差を通過する際は、路面からの突き上げや振動が乗員に伝わりやすいというレビューが目立ちます。特に後席ではその傾向が強く感じられるとの声もあり、同乗者の快適性を重視する場合は注意が必要です。
また、静粛性に関しても、クラスの期待値に対して辛口な評価が見られます。高速道路での走行時に、ロードノイズ(タイヤが路面を転がる音)や風切り音が車内に侵入しやすいという指摘があります。
後席の居住性と荷室の広さ
デザイン性を優先したクーペ風のルーフラインの影響で、後席の居住性にも欠点が見られます。具体的には「後席の座面が低い」という点が指摘されており、大人が座ると膝が持ち上がるような体勢になりやすく、長距離のドライブでは疲れを感じる可能性があります。
荷室(ラゲッジスペース)の容量も、競合するエクストレイルやハリアーといったミドルサイズSUVと比較すると、やや小さい設計です。日常の買い物レベルでは問題ありませんが、家族でのキャンプや大きな荷物を頻繁に積載する用途を想定している場合、実用面で物足りなさを感じるかもしれません。
内装(インパネ周り)の使い勝手
内装は質感が高いと評価される一方で、実用面での指摘もあります。デザインが特徴的なセンターコンソール周りは、スマートフォンや小物を置くための収納スペースが少ないと感じるユーザーが多いようです。
また、一部のクチコミでは、標準装備の純正ナビゲーションシステム(Honda CONNECTディスプレー)の操作性や地図表示のロジックが直感的でないという意見も見受けられます。
このように「やめとけ」と言われる理由は、ZR-Vが妥協した快適性や実用性の部分に集中しています。車両の欠点を理解した上で、自身の求める性能(特に走りの楽しさ)がそれを上回るかどうかを、中古車選びの際は試乗などで入念にチェックすることが失敗しないための鍵となります。
中古相場の目安と4WDモデルの価格

ZR-Vの中古車市場は、発売から約2年が経過し、流通台数が増えてきたことで、価格相場も安定しつつあります。新車価格と比較して割安感のある車両も増えており、特にコンディションの良い4WD(四輪駆動)モデルが狙い目となっています。
ZR-Vの中古車価格は、年式、走行距離、グレード、そして駆動方式(FFか4WDか)によって大きく変動します。2025年10月現在の中古車情報サイト(カーセンサーなど)を見ると、全体の価格帯は支払総額で約280万円から450万円程度に分布しています。
年式・グレード別の価格目安
流通している車両の多くは、2023年式(令和5年式)から2024年式(令和6年式)の比較的新しいモデルです。走行距離が1万km未満の良質な車両が中心となっています。
- ガソリンモデル(Xグレード)
比較的安価な個体が多く、走行距離が少なめの車両でも支払総額300万円前後から見つけることが可能です。 - e:HEVモデル(Zグレード)
最も人気のある上級グレードであり、中古車市場での流通量も最多です。支払総額は350万円から430万円あたりが中心的な価格帯となります。新車時の車両本体価格(約390万円~)に、人気のオプション(BOSEサウンドシステムなど)や諸費用が含まれていたことを考慮すると、新車登録から1~2年経過した車両が数十万円安く購入できる計算になります。
4WDモデルの中古価格動向
ZR-Vの4WDシステムは、リアルタイムAWD(インテリジェント・コントロール・システム)を採用したフルタイム4WDです。新車時には、FF(前輪駆動)モデルに対して約22万円高価な設定となっています。
中古車市場においても、4WDモデルはFFモデルより高値で取引されていますが、その価格差は新車時ほど大きくなく、FFモデル+10万円から20万円程度の範囲に収まっている個体が多い印象です。
4WDの需要は、主に北海道、東北、北陸といった降雪地域に集中しています。そのため、関西や東海、大阪府などの都市圏や非降雪地域では、在庫として残っている4WDモデルがFFモデルとあまり変わらない価格で販売されているケースもあり、お買い得な車両を見つけやすい状況と言えます。
ZR-Vの中古車を探す際は、まず支払総額で300万円台半ばを一つの目安とし、人気のe:HEV Zグレードを中心に比較検討するのが効率的です。降雪地域にお住まいでない方でも、走行安定性が向上する4WDモデルが、FFモデルと価格差が少ない条件で見つかれば、積極的に選択肢に入れる価値は十分にあるでしょう。
どんな年齢層が欲しい?愛用する芸能人
ZR-Vの購入を検討している、あるいは「欲しい」と感じている主な年齢層は、40代から50代のミドルエイジ層が中心です。この背景には、ZR-Vが持つ「上質な内装」と「スポーティな走行性能」、そして「落ち着いたデザイン」が、この世代の価値観と強く合致するためです。
ZR-Vは、ホンダのSUVラインナップにおいて、若年層にも人気のヴェゼルよりも価格帯が上に設定されています。車両本体価格が300万円台から400万円台となり、競合のハリアーやエクストレイルとも比較されるポジションです。そのため、経済的に余裕が出てくる40代以上の層がメインターゲットとなっています。
メインターゲットは40代・50代
市場の購入者データ分析によれば、ZR-Vの購入者の中心は40代から50代です。この年齢層は、過去にセダンやスポーツタイプのクルマで「走り」の楽しさを知っており、SUVに乗り換える際も、単なる移動手段としてではなく、運転する楽しさや内装の質感を妥協したくないと考える傾向があります。
ZR-Vのどっしりとした安定感のある走りや、インパネ周りの上質な仕上がりは、まさにこの層のニーズに応えるものです。また、子育てが一段落し、夫婦二人での快適なドライブを重視する層にとっても、ヴェゼルよりワンランク上の選択肢として評価されています。
逆に、20代や30代からは「価格が高い」「デザインが渋い」と感じられることもあり、若年層の人気はヴェゼルに集まりやすい傾向があります。
ZR-Vに関連する芸能人・著名人
ZR-Vの持つ「都会的」で「洗練された」イメージをアピールするため、プロモーションには複数の芸能人や著名人が起用されています。
- 井桁弘恵さん
モデルであり女優の井桁弘恵さんは、ホンダのイメージガールとしてCMなどに出演しており、ZR-Vの持つクリーンで知的なイメージと重なります。 - 佐藤晴美さん
タレントの佐藤晴美さんも、ホンダのCMに出演しており、ZR-Vのスタイリッシュな魅力を伝えています。 - 宮里藍さん
元プロゴルファーの宮里藍さんは、自身の愛車としてZR-Vを紹介する企画に登場したことがあります。アクティブでありながら上質なものを知る著名人が選ぶクルマとして、ターゲット層に強くアピールしています。
このように、ZR-Vは「走りや内装の質感を重視する、経験豊かな大人」から特に「欲しい」と思われる車種です。芸能人を起用したプロモーションも、その洗練された世界観を強調するものが中心となっており、中古車で選ぶ際も、こうした「大人のための上質なSUV」というキャラクターを理解しておくと、クルマ選びの納得感が高まるでしょう。
ガソリン車とe:HEV、中古で狙うなら?

ZR-Vを中古車で選ぶ際、ガソリンモデルとe:HEV(ハイブリッド)モデルのどちらを選ぶべきか、これは非常に悩ましい問題です。
結論から言えば、ZR-Vの最大の魅力である「上質で静かな走り」と「優れた燃費性能」を最大限に享受したい方には、e:HEVモデルを強く推奨します。ただし、年間の走行距離が極端に短い方や、初期費用を徹底的に抑えたい方には、ガソリンモデルも合理的な選択肢となります。
この二つのモデルの最大の違いは、パワートレインの特性にあります。e:HEVモデルは、2.0L(排気量1,993cc)エンジンと2つのモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステムを搭載しています。
市街地走行のほとんどをモーターで駆動するため、電気自動車(EV)のように非常に静かで、アクセルを踏んだ瞬間に最大トルクが発生するシームレスな加速感が最大の特徴です。
一方のガソリンモデルは、1.5L(排気量1,496cc)ターボエンジンにCVTミッションが組み合わされています。こちらもターボによる力強さがあり、軽快な走りが楽しめますが、e:HEVが持つ圧倒的な静粛性や、モーター駆動ならではの滑らかなフィーリングとは異なります。
コストパフォーマンスの比較
中古車市場では、e:HEVとガソリン車には明確な価格差が存在します。例えば、2023年式(令和5年式)のZグレード、走行距離1万km程度のFFモデルで比較した場合、ガソリン車の支払総額が約310万円から見つかるのに対し、e:HEVモデルは約350万円からと、おおよそ30万円から50万円程度の価格差があります。
この初期費用の差を、燃費性能(WLTCモード)の差で回収できるかを考えてみましょう。
- e:HEV (FF): 約22.0km/L
- ガソリン (FF): 約15.5km/L
仮にガソリン価格を1Lあたり170円として、1万km走行した場合の年間のガソリン代の差額は、約32,500円となります。単純計算では、40万円の価格差をガソリン代だけで回収するには12年以上かかる計算になり、燃費の良さだけでe:HEVを選ぶのは現実的ではありません。
「走りの質」が選択の決め手
したがって、e:HEVを選ぶ理由は、単純な燃費の良さ(維持費)以上に、「走りの質感」という付加価値にあります。市街地での静粛性、高速道路での余裕あるパワー、そして継ぎ目のない加速フィールは、ガソリンモデルとの価格差を納得させるだけの魅力を備えています。
中古車でZR-Vを検討する際は、年間の走行距離が5,000km未満であれば、価格の安いガソリンモデルを選んで初期費用を抑えるのも賢い選択です。
しかし、少しでも「上質なSUV」としての走りや快適性を求めるのであれば、価格差を払ってでもe:HEVモデルを選ぶことをおすすめします。これは試乗で乗り比べれば、その差を明確に体感できるはずです。
グレード別(ZとX)の装備と満足度の差
ZR-Vの中古車選びにおいて、パワートレインの選択と同じくらい重要なのが、グレード「Z」と「X」のどちらを選ぶかです。結論として、購入後の満足度を最優先するならば、上級グレードである「Z」を選ぶことを強く推奨します。なぜなら、ZR-Vの「上質なSUV」というキャラクターを決定づける快適装備や豪華装備の多くが、「Z」グレードに集中しているためです。
「X」グレードは、装備をシンプルにすることで新車価格を抑えたベースグレードです。「Z」グレードとの新車時の価格差は約60万円にも達します。中古車市場では、この価格差は30万円程度まで縮まるケースも多く、「Z」グレードの豪華装備を中古車ならではの割安な価格で手に入れられるため、コストパフォーマンスが非常に高くなっています。
中古車市場での流通量を見ても、その人気は明らかです。在庫の多くは「Z」グレード(特にe:HEV Z)で占められており、これは新車販売時から「Z」を選ぶユーザーが圧倒的に多かったことを示しています。「X」グレードは流通量が少ないため、希望のボディカラーや条件の車両を見つけるのに時間がかかる可能性もあります。
ZグレードとXグレードの決定的な装備差
「Z」グレードを選ぶ最大の理由は、後付けが不可能な専用装備が多数搭載されている点にあります。
| 装備項目 | X グレード | Z グレード |
|---|---|---|
| シート表皮 | ファブリック(布) | 本革シート |
| パワーシート | 無し(手動) | 有り(運転席/助手席) |
| シートヒーター | 無し | 有り(前席/後席) |
| サウンドシステム | 8スピーカー | BOSE 12スピーカー |
| ナビゲーション | ディーラーオプション | 標準装備 |
| パワーテールゲート | 無し | 有り(ハンズフリー) |
| ワイヤレス充電器 | 無し | 有り |
| 内装加飾 | 標準 | プラチナクロームメッキ等 |
特に、本革シートの質感、運転席と助手席のパワーシート、そして専用設計されたBOSEプレミアムサウンドシステムは、ZR-Vの内装の満足度を決定づける重要な装備です。これらが装備されていない「X」グレードでは、インパネ周りの質感は高くても、全体としてはやや物足りない印象を受ける可能性があります。
「X」グレードは、コストを抑えてZR-Vの基本的な走りを楽しみたい方には適しています。しかし、ZR-Vの中古車を探す多くのユーザーが期待する「ワンランク上の上質感」を手に入れるためには、「Z」グレードを選択することが、購入後の高い満足度に直結する賢明な判断と言えるでしょう。
試乗で必須確認!乗り心地と静粛性

ZR-Vの中古車購入を検討する上で、契約前に必ずご自身の感覚で確認すべき最重要項目が「乗り心地」と「静粛性」です。なぜなら、これら2点はZR-Vのユーザーレビューにおいて評価が最も分かれるポイントであり、スポーティな走行性能を追求したZR-V特有のキャラクターが色濃く出ている部分だからです。
ZR-Vの乗り心地は、シビックベースのプラットフォームを活かした、欧州車を思わせるやや硬めのセッティングが特徴です。これは高速走行時の安定性や、カーブでのロール(車体の傾き)を抑えたキビキビとしたハンドリング性能に大きく貢献しています。
しかし、この「硬さ」が、街乗りでの低速走行時や、路面が荒れている場所では、路面の凹凸や継ぎ目からの突き上げ(ゴツゴツ感)として伝わりやすい傾向があります。
また、静粛性に関しても、e:HEV(ハイブリッド)モデルはモーター走行時は非常に静かですが、発電のためにエンジンが始動した際の音や、高速走行時にタイヤから伝わるロードノイズ、風切り音が気になるという辛口のクチコミも一部で見られます。
試乗時の具体的なチェックポイント
中古車販売店で試乗を依頼する際は、以下のポイントを意識してチェックすることをおすすめします。
- 乗り心地の確認(特に低中速域)
店舗の周囲だけでなく、可能であれば意図的に路面の継ぎ目やマンホールの上を通過させてもらい、サスペンションが振動をいなせているか、不快な突き上げがないかを確認します。また、可能であれば後部座席にも試乗させてもらいましょう。レビューでは前席より後席の方が振動を感じやすいという意見もあるため、同乗者の快適性を重視する場合は必須のチェック項目です。 - 静粛性の確認(エンジン音とロードノイズ)
e:HEVモデルの場合、あえてエアコンを作動させるなどして、停車中に発電用エンジンが始動した際の音や振動が許容範囲かを確認します。ガソリン(1.5Lターボ)モデルの場合は、加速時のCVT特有のエンジン音の「うなり音」が気にならないかをチェックします。 - タイヤの銘柄と状態の確認
中古車の場合、装着されているタイヤが新車時のもの(例:アレンザやアドバンdB)から交換されている可能性もあります。タイヤの銘柄や摩耗度合いによって、乗り心地やロードノイズの大きさは劇的に変化します。試乗時のフィーリングが、その個体に装着されているタイヤによるものかもしっかりと見極める必要があります。
ZR-Vの乗り心地や静粛性に関する評価は、裏を返せば「走りの良さ」の代償とも言えます。レビューでの評価が低くても、ご自身が試乗して「この硬さがスポーティで好みだ」「この程度の音は気にならない」と判断できれば、その中古車はまさに「お買い得な一台」となります。
失敗しないための保証・認定中古車の確認
ZR-Vの中古車を安心して購入し、長期的な失敗を避けるためには、車両本体の価格や状態以上に「保証」の有無と内容を厳格に確認することが重要です。
ZR-Vは2023年発売と新しいモデルですが、スポーツe:HEVシステムやHonda SENSING(先進安全運転支援システム)など、高度で複雑な電子制御技術が多数搭載されています。万が一これらの機関に不具合が発生した場合、修理費用が高額になるリスクがあるため、充実した保証は必須の「保険」となります。
中古車でZR-Vを選ぶ際、保証の形態は大きく分けて3種類あります。
1. メーカー保証(新車保証)の継承
ZR-Vはまだ新しいため、多くの中古車両が新車購入時から付帯するメーカー保証の期間内にあります。この保証(一般保証:新車登録から3年間または走行距離6万km、特別保証:5年間または走行距離10万km)は、中古車購入者も引き継ぐことが可能です。
ただし、保証を引き継ぐ(継承する)ためには、ホンダ正規ディーラー(Honda Cars)にて、法定12ヶ月点検に準じた点検と整備(有償)を行い、保証継承の手続きを完了させる必要があります。
ディーラー系販売店で購入する場合は諸費用に含まれていることが多いですが、一般の中古車販売店で購入した場合は、自分でディーラーに車両を持ち込み手続きをする必要があるか、そもそも対応してもらえないケースもあるため、契約前に必ず確認しましょう。
2. ホンダ認定中古車「U-Select」
最も信頼性が高く、失敗しない選択肢が、ホンダ正規ディーラーが販売する認定中古車「U-Select(ユーセレクト)」です。U-Selectには、一般の中古車にはない大きなメリットがあります。
- 品質基準
修復歴が無いことはもちろん、ホンダの専門整備士による厳格な点検・整備が納車前に実施されます。 - 無料保証
購入後1年間、走行距離無制限の「ホッと保証」が無料で付帯します。メーカー保証が残っている車両はそちらが優先されますが、保証が切れた後もカバーされるため安心です。 - 全国対応
この保証は、購入した店舗だけでなく、全国のHonda Carsで対応可能です。旅先でのトラブルや、引っ越した後でも安心感が違います。
特に内外装の状態や機関の信頼性にこだわる方には、さらに基準が厳しい「U-Select Premium」(新車登録から5年以内など)の車両がおすすめです。
3. 販売店独自の保証(有償・無償)
一般の中古車販売店が独自に設定しているアフター保証プランです。一見すると手厚そうに見えても、「保証期間や走行距離に上限がある」「保証対象の部品がエンジンやミッションなど主要機関のみに限定され、ナビやパワーシートなどの電装品は対象外」「修理時に免責金(自己負担額)が発生する」など、内容は千差万別です。
ZR-Vの中古車が安い理由は、車両の状態とは限りません。しかし、高機能なクルマだからこそ、購入後の安心は価格以上に重要です。支払総額の安さだけに目を奪われず、信頼できるメーカー保証の継承や、ホンダ認定中古車「U-Select」を選択することが、ZR-Vの中古車選びで失敗しないための最も賢明な方法と言えるでしょう。
ZR-Vの中古が安い理由と購入時の注意点を総括
ホンダZR-Vの中古車が安い理由は、品質の問題ではなく、SUV激戦区での競合の多さやトヨタ車に比べたリセールの低さ、そして発売から1~2年が経過し試乗車落ちの在庫が豊富だからです。スポーティな走りや上質な内装は魅力ですが、購入時は硬めの乗り心地や静粛性といった評価の分かれる点を試乗で確認することが重要です。
記事のポイントをまとめます。
- ZR-Vの中古市場は競合が多く、動きがやや鈍く見える
- 試乗車や登録済み未使用車の流通量が多めである
- スポーティな走りと快適性のギャップが辛口評価の一因
- 乗り心地の硬さやロードノイズが欠点として指摘される
- 後席の座面の低さや純正ナビの操作性にも不満の声
- 賛否両論のデザインがリセールバリューに影響する
- 全幅1,840mmが都市部で「大きすぎる」と感じられがち
- 競合のトヨタSUVと比較しリセールは低い傾向にある
- 中古市場ではe:HEV(ハイブリッド)モデルが人気
- e:HEVは静粛性と力強い走りの質が高く評価される
- ガソリン車は初期費用を抑えたい場合に適した選択肢
- 装備が充実した上級グレード「Z」が満足度が高い
- 「X」グレードは中古市場での流通量が比較的少ない
- 乗り心地は試乗し、自身の感覚で確認することが必須
- メーカー保証の継承や認定中古車(U-Select)が安心

