
「レクサス NX ひどい」という言葉が気になってこの記事をご覧になっている方は、おそらく購入を検討する中で不安や疑問を感じているのではないでしょうか。レクサスNXは高級SUVとして多くの魅力を持つ一方で、実際に乗っている人たちからは、いくつかの後悔ポイントが指摘されています。
本記事では、ユーザーの声をもとにした不満が多い装備と機能、他車種と性能の差、そして内装・デザインで期待外れだったという意見を具体的にご紹介します。また、価格に対する満足度の低さや、専門家レビューとユーザー評価の違いにも触れながら、レクサスNXの本当の評価を丁寧に掘り下げていきます。
さらに、同じレクサスブランドのUX・RXとの比較から見えてくる特徴や、中古車市場での評価、ディーラー対応に関するリアルな声、そしてグレード・オプション選びの失敗談まで幅広く取り上げています。
レクサスNXの購入で失敗しないためにも、ぜひ最後までご覧いただき、判断材料の一つにしていただければと思います。
- 購入後に感じる主な後悔や不満点がわかる
- 装備や性能が他車種とどう違うかがわかる
- 評価が分かれるポイントとその理由がわかる
- 中古市場やディーラー対応の実態がわかる
レクサスNX:ひどいと感じる理由とは

- 購入後に見えてきた後悔ポイント
- ユーザーの不満が多い装備と機能
- 他車種と比べて感じる性能の差
- 内装・デザインで期待外れな点
- 価格に対する満足度の低さ
購入後に見えてきた後悔ポイント
レクサスNXは高級SUVとして人気がありますが、購入後に「思っていたのと違った」と感じるユーザーも少なくありません。見た目やブランド力に惹かれて購入したものの、実際の使用感やコスト面で後悔を覚えることがあるのです。
例えば、運転して初めて気づくのが「視界の狭さ」です。外観デザインを重視している影響で、リアウィンドウが小さく、後方確認がしづらいという声が多く寄せられています。バックモニターやセンサーの装備はあるものの、常に頼り切るわけにもいかず、不安に感じる方もいます。
サイズ | 【初代】LEXUS NX | 【現行】LEXUS NX |
---|---|---|
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1645mm×4640mm×1845mm | 1640mm×4660mm×1865mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 同左 |
タイヤサイズ | 2660mm | 2690mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 同左 |
荷室の容量 | 520L | 同左 |
加えて、レクサスNXは燃費性能に関しても賛否があります。特にガソリンモデルでは「思ったよりも燃費が伸びない」という意見が多く、高速道路ではそれほど問題にならないものの、市街地走行では燃費の悪さが目立ちます。これは日常の使用頻度が高い方ほど気になりやすいポイントです。
また、車内の静粛性や乗り心地に対して期待が高かった分、「少しの段差でも突き上げを感じる」「思っていたほど静かではなかった」と感じる方もいます。高級車ならではの快適性を求めていたユーザーにとって、ここは大きなギャップになりやすい部分です。
このように、購入前の期待と実際の使用感の間にズレがあると、満足度が下がることがあります。購入を検討する際は、試乗だけでなく、実際のオーナーの声も確認しておくと良いでしょう。
ユーザーの不満が多い装備と機能

レクサスNXは装備が充実していると思われがちですが、実際には一部の機能に不満を感じているユーザーが多くいます。特に、使い勝手や操作性に関する装備に対して、「思ったより使いづらい」と感じるケースが目立ちます。
その中でもよく話題にあがるのが、インフォテインメントシステムです。NXの一部モデルでは「タッチパッド式の操作」が採用されており、この操作方法が直感的ではないと多くのユーザーが指摘しています。走行中に操作しにくく、視線を外さないと使えない場面が多いため、結果として危険を感じるという声もあります。
さらに、シートヒーターやステアリングヒーターなどの快適装備が、上位グレードにしか標準装備されていない点にも不満が出ています。価格帯を考えれば、これらの機能は全車標準でもおかしくないという意見もあり、「価格の割に物足りない」と感じる人がいるのも事実です。
一方で、先進安全機能についても過信は禁物です。オートブレーキやレーンキープアシストは搭載されているものの、精度にバラつきがあり、特に悪天候時には誤作動や反応の遅れが報告されています。安心感を求めてこの車を選んだはずが、「本当に信用していいのか」と不安になることもあるようです。
このように、単に装備があるだけでなく、「どれだけ使いやすいか」「信頼できるか」が重要であることが、NXの利用を通して見えてきます。
他車種と比べて感じる性能の差
レクサスNXは見た目やブランドイメージでは高評価を受けることが多いものの、実際の走行性能や使い勝手においては、他車種と比較して物足りなさを感じることがあります。特に、同価格帯の輸入SUVや国産の上位モデルと比べたとき、その差が顕著に現れます。
まず注目したいのが、加速性能です。NXはハイブリッドモデルであっても出だしの加速が鈍く、アクセルを踏み込んでも「ワンテンポ遅れる感覚」があります。例えばドイツ車のSUVなどは、アクセルを踏んだ瞬間の反応が非常に良く、キビキビと走る印象がありますが、それと比べるとNXの走りは穏やかすぎると感じることもあります。
また、ハンドリングの軽快さにおいても差が見られます。NXはどちらかというと「大柄で落ち着いた走り」が特徴ですが、都市部などで頻繁にカーブや車線変更をする場面では、少し重たく感じることがあります。これに対し、欧州系のSUVは車体が軽快に動く設計がされており、ドライバーが積極的に操作を楽しめる仕上がりになっています。
燃費性能についても、他のハイブリッドSUVと比べて特別優れているわけではありません。特にトヨタのRAV4やハリアーのハイブリッドモデルは、より燃費効率が良く、しかも価格も抑えられているため、コストパフォーマンスの面でNXが不利になるケースもあります。
サイズ | LEXUS NX | TOYOTA ハリアー |
---|---|---|
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1660mm×4740mm×1855mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1215mm×1880mm×1520mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 2690mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 750mm×985mm×1265mm |
荷室の容量 | 520L | プラグインハイブリッド車408L ハイブリッド車・ガソリン車409L |
このように、他車種と直接比べたときに「NXの魅力はどこにあるのか」をしっかり理解しておかないと、あとから「この価格なら他の車でもよかったかも」と後悔する可能性があるのです。
内装・デザインで期待外れな点

レクサスNXは一見すると高級感あふれるデザインが魅力ですが、内装に関しては「期待していたほどではなかった」との声も少なくありません。特に、他のレクサス車種や輸入車と比べてみたとき、その差を実感するユーザーが多いようです。
まず挙げられるのが、内装の素材感です。ドアパネルやセンターコンソール部分に使われている樹脂素材は、価格帯を考えるとややチープに見える場合があります。これは見た目だけでなく、触れたときの質感でも気になるポイントです。「レクサス=上質な素材」というイメージで選んだユーザーほど、その落差に驚く傾向があります。
また、デザイン面では全体的に「無難すぎる」という印象を持たれがちです。シンプルで機能的な設計ではありますが、遊び心や個性に欠けるという意見もあり、特に若年層のオーナーからは「もう少し大胆なデザインが欲しかった」との声が挙がっています。
さらに、収納スペースの使い勝手にも課題があります。グローブボックスやセンターコンソール内の容量がやや小さめで、普段持ち歩く荷物を収めるには少し不便さを感じる場面もあるようです。デザイン性を優先したことで、実用性が後回しになってしまった印象を受けるユーザーもいるでしょう。
このように、内装・デザインは見た目だけでは判断できません。ショールームでの第一印象が良くても、日常的に使い続ける中で細かな不満が出てくる可能性があります。だからこそ、購入前には実車でじっくりと確認しておくことが大切です。
価格に対する満足度の低さ
レクサスNXはブランド力や外観のデザインから「高級SUV」としての位置づけがされていますが、実際に支払った価格に対する満足度については、やや疑問を感じているユーザーも多く存在します。つまり、価格と性能・装備のバランスが釣り合っていないと感じる方が少なくないのです。
その一因となっているのが、装備やオプションの「分かりにくさ」です。たとえば、上級グレードでなければ快適装備が揃わない点や、パッケージごとにしか選べないオプションが多いため、「必要ない機能までセットになってしまう」といったケースが発生しやすくなっています。その結果、「思っていたより高くついた」という印象につながります。
また、競合車種との比較で差が見えてくる部分もあります。例えば、トヨタ ハリアーやマツダ CX-60など、同じく国産の上級SUVでも価格帯は似ているにもかかわらず、装備の充実度や走行性能においてはNX以上と評価されることもあります。そのため、比較対象を広げれば広げるほど、NXのコストパフォーマンスに疑問を持つユーザーが出てくるのです。
それに加えて、税金やメンテナンスコストの高さも、長期的に見たときに満足度を下げる要因となっています。特にハイブリッドモデルでは初期費用が高くなる傾向にあり、「燃費が良くても元が取れないのでは?」と感じる方もいます。
こうして見ると、NXは決して「高すぎる」というわけではありませんが、「高い割に満足できるかどうか」が問われるクルマです。購入前に本当に必要な装備が何か、他の選択肢とどう違うのかを明確にしておくことが、後悔のない選択につながるでしょう。
レクサスNX:ひどい評価の真相を検証

- 評価が分かれる専門家レビュー
- UX・RXとの比較で見える弱点
- 中古車市場での評価の違い
- ディーラー対応に対する不満の声
- グレード・オプション選びの失敗例
評価が分かれる専門家レビュー
レクサスNXに対する専門家のレビューは、一定の評価を受ける一方で、項目によって大きく意見が分かれることがあります。特に「走行性能」や「インフォテインメントシステムの操作性」といった部分に関しては、評価が両極端になる傾向が見られます。
多くの自動車ジャーナリストが高く評価しているのは、やはり「静粛性」と「高級感のある乗り心地」です。特にハイブリッドモデルはエンジン音が抑えられており、街中でも非常に静かなドライブが可能です。内装の仕上げや快適装備の質も高く、長距離移動でも疲れにくい点が好意的に捉えられています。
しかし一方で、走行時のレスポンスに関しては辛口の意見も見受けられます。アクセルの反応が遅れ気味であったり、車体がやや重たく感じられる点が指摘されることが多く、特に欧州車に慣れている専門家からは「スポーティさに欠ける」との声が挙がっています。
また、インフォテインメントの操作系統も専門家の間で意見が分かれるポイントです。NXでは以前のタッチパッド式インターフェースが不評であったものの、最近のモデルではタッチスクリーンに改良されたことで評価が上がりつつあります。ただ、それでも「競合他社に比べて洗練されていない」との見解もあり、改善の余地は残されているといえます。
このように、レクサスNXは専門家レビューでも一貫して高評価を得ているわけではなく、見る視点によって評価のばらつきが出やすい車種であることを理解しておくと良いでしょう。
UX・RXとの比較で見える弱点

レクサスNXを検討するうえで、同じレクサスブランドのUXやRXと比較してみると、NXの立ち位置や性能面での課題がより明確になります。特に、価格やサイズ、装備のバランスに注目すると、その特徴と弱点がはっきりと見えてきます。
まず、NXとUXの比較では、「サイズ感と装備の割に価格が高め」という点が気になります。UXはコンパクトで取り回しがしやすく、都市部での運転に向いています。これに対してNXはやや大きめのボディサイズで、ファミリーカーとしての実用性はありますが、そのぶん価格も上がります。それにもかかわらず、UXよりも内装や装備の質が飛び抜けて優れているわけではないため、「中途半端」と捉えられることがあります。
次に、RXとの比較では「高級感の格差」が話題になります。RXはレクサスの中でも上級クラスに位置づけられ、内外装の仕上がりや快適性、安全装備など、すべてにおいてワンランク上の印象を与えます。そのため、少し予算を上乗せできるなら「RXを選んだほうが満足度が高い」と感じる人も多いようです。
このような比較から見えてくるのは、NXが「上位モデルに手が届かない層」と「UXでは物足りない層」のちょうど中間に位置しており、選ぶ側としては割り切りが必要なモデルであるということです。どちらのモデルと比べても「あと一歩何かが足りない」と思わせてしまう点が、NXの弱点といえるでしょう。
中古車市場での評価の違い
レクサスNXは新車時には高級SUVとして一定の人気を集めていますが、中古車市場においては評価がやや変わってくる傾向があります。購入時の魅力と、中古車としての価値の差を理解することが、より賢い選択につながります。
まず、新車価格に比べて中古市場では値下がりが大きいという印象を持たれる方も多いです。これはレクサスというブランドにしては珍しい傾向で、モデルチェンジのタイミングや新型の登場によって価格が大きく変動することが影響しています。特に初期型のNXは内装や操作系が古さを感じさせるため、相場が下がりやすくなっています。
一方で、中古車としてのコスパは悪くないという評価もあります。新車では手が届かなかった上位グレードやオプション装備が、比較的手ごろな価格で手に入ることも多く、「装備が充実した状態で買えるなら中古でも十分」と考える人が増えています。
ただし、注意したいのが保証やメンテナンスの面です。レクサスのディーラー保証は手厚いことで知られていますが、中古で購入する場合、販売店や購入ルートによって保証内容に差が出ることがあります。また、前オーナーのメンテナンス状況が車の状態に大きく影響するため、購入前の確認は必須です。
このように、中古車市場でのレクサスNXは「お得に買える反面、しっかり見極める目が求められる」車だといえます。見た目や価格だけで判断せず、総合的な状態を確認して選ぶことが大切です。
ディーラー対応に対する不満の声

レクサスは高級ブランドというイメージから、「どの店舗でも丁寧で一流のサービスが受けられる」と期待する方が多いです。しかし、実際にレクサスNXを購入したユーザーの中には、ディーラー対応に対して不満を抱くケースもあります。
たとえば、営業担当者の知識不足に驚かされたという声があります。レクサス車の中でもNXは複数のグレードや装備パッケージが細かく分かれているため、質問に対して的確に説明してもらえるかどうかは購入判断に直結します。しかし、「詳しい説明が受けられなかった」「明確な違いを答えてもらえなかった」といった体験談が散見されるのが現状です。
さらに、納車時のトラブルや手続きの不備についても、不満の原因になっています。たとえば「納期の案内が二転三転した」「書類の準備が遅れて引き渡しが延期になった」といったケースは、せっかくの新車購入という喜びを台無しにしかねません。レクサスという看板を背負っているからこそ、こうしたミスにはより厳しい目が向けられます。
また、アフターサービスに対する印象も人によって大きく異なります。一部のディーラーでは点検時の対応が形式的であったり、ちょっとした不具合への対応が遅れたりすることで、「期待していたレベルに達していなかった」と感じることがあります。特に初めて高級車ブランドに触れる方にとっては、ギャップが大きく感じられるようです。
このように、レクサスのディーラー対応は一律ではなく、店舗や担当者の力量によって大きく左右されます。購入後の満足度を高めるには、事前に複数の店舗で比較検討し、自分に合った対応をしてくれる営業担当を見つけることが非常に重要です。
グレード・オプション選びの失敗例
レクサスNXは魅力的なSUVですが、グレードやオプションの選び方を間違えると、購入後に後悔してしまうケースがあります。特に、初めてレクサス車を購入する方にとっては、どの装備が必要でどれが不要なのかを見極めるのが難しいと感じるかもしれません。
例えば、価格を抑えようとしてベースグレードを選んだ結果、「必要な快適装備がついていなかった」という例があります。シートヒーターやパワーバックドアといった便利な装備が付いていないことに気付き、「オプションで追加できないとは思わなかった」と後悔することもあるようです。装備はあとから簡単に追加できないため、最初の選択が非常に重要です。
一方で、「見た目や装備の豪華さに惹かれてフル装備モデルを選んだが、実際には使わない機能が多かった」という失敗談も少なくありません。たとえば、パノラミックビューモニターやサンルーフなど、あれば便利ですが「結局ほとんど使わなかった」という声もあります。これらは価格に大きく影響する部分でもあるため、費用対効果をよく考える必要があります。
また、レクサスではパッケージオプションの形で提供されている装備が多く、「必要な装備だけを選べない」点も注意が必要です。たとえば、「ヘッドアップディスプレイが欲しいけれど、セットになっている装備は必要ない」といったジレンマが発生することもあります。
こうした失敗を防ぐためには、自分の使用スタイルに本当に必要な装備は何かを明確にしておくことが重要です。可能であれば、実際に同じグレードに乗っているユーザーの体験談を参考にするのもおすすめです。購入前の情報収集と比較検討が、満足のいくNX選びの鍵を握っています。
レクサスNXが「ひどい」と感じる要因を総括
レクサスNXは高級SUVとしての魅力はあるものの、実際の使用感や装備内容に対して不満を抱くユーザーも少なくありません。視界の悪さや操作性の問題、価格に見合わない性能など、購入後に後悔する声が多く見られます。
記事のポイントをまとめます。
- 後方視界が狭く運転時に不安が残る
- 市街地での燃費性能が期待以下
- 静粛性や乗り心地が価格に見合っていない
- タッチパッド操作が直感的でなく扱いづらい
- 快適装備が一部グレードに限られている
- 安全機能の精度にムラがあり信頼性に欠ける
- 加速が鈍く走りにキビキビ感がない
- ハンドリングが重く小回りが利かない印象
- 他車種に比べて燃費と価格のバランスが悪い
- 内装の質感が価格帯に対して物足りない
- デザインが無難で個性に欠ける
- 収納スペースが狭く実用性に欠ける
- グレードやオプション構成がわかりにくい
- ディーラー対応にばらつきがあり信頼性が低い
- 中古車としての価値に差があり選定が難しい