レクサスLBXの売れ行きは絶好調!人気の理由を徹底解説

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レクサス LBXは、発売以来、その売れ行きに大きな注目が集まっています。多くの方が、この新しいコンパクトSUVが実際どれくらい売れているのか、そしてその人気の理由は何なのか関心を寄せているのではないでしょうか。

発売当初の受注停止や、「売れてない」「高すぎる」といった声、さらには「ダサい」「恥ずかしい」という厳しい意見まで、様々な情報が飛び交っています。

この記事では、レクサス LBXの最新情報を深掘りし、その実際の売れ行きや予約状況、そしてなぜ特定のターゲット層に響いているのかを詳しく解説します。

人気の理由だけでなく、購入を後悔しないためのポイント、ヤリスクロスとのエレガントな違い、選ばれている人気色、そして気になるリセールバリューまで、多角的に検証していきます。

レクサス LBXは本当に買うべきなのか、この記事を読めばきっとその答えが見つかるでしょう。

記事のポイント
  • 最新の販売実績と推移
  • 受注停止の背景と現在の納期状況
  • ユーザー評価と市場での評判
  • 購入検討のための判断材料

レクサス LBXの売れ行き、なぜ好調?

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  • 発売直後からの驚異的な販売実績
  • 高級コンパクトSUVの新たなターゲット層
  • なぜ人気?売れている理由と市場背景
  • 受注停止の背景と現在の予約状況
  • 納期はどれくらい?最新情報を解説
  • 「売れてない」「高すぎる」は本当か?

発売直後からの驚異的な販売実績

レクサス LBXは、2023年11月の発売以降、目覚ましい販売実績を上げています。コンパクトSUV市場に投入された新しいモデルでありながら、わずか数ヶ月で多くのユーザーに選ばれています。具体的に見ますと、2024年5月時点での累計販売台数は約8,700台に達しており、これはレクサスブランド全体の新車販売の約25%を占める月もあったほどです。

月ごとの販売推移も非常に安定しており、平均して1,500台から1,800台前後で推移してきました。特に2024年2月や3月には、月間2,000台を超える販売台数を記録しています。これは、単純な新車効果にとどまらず、LBXが持つ本来の魅力が市場に浸透している証拠だと考えられます。

例えば、新年度を控えた時期に車の買い替えや新規購入の需要が高まるという季節的な要因も影響していますが、それを差し引いても堅調な売れ行きを維持しているのが特徴です。

期間累計販売台数月平均販売台数特記事項
2023年11月~2024年5月約8,700台約1,700台ピーク時は2,000台超を記録

こうした数字は、レクサスが掲げていた月間販売目標約1,200台を大きく上回るもので、市場からの高い評価と強い需要を明確に示しています。多くの自動車が納車まで長い時間を要する中で、LBXがこれほどの速度で販売台数を伸ばしていることは、その人気の高さを物語っているといえるでしょう。

高級コンパクトSUVの新たなターゲット層

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レクサス LBXがこれほどまでに売れている理由の一つに、幅広いターゲット層の獲得が挙げられます。従来のレクサスユーザーだけでなく、これまでレクサスに縁がなかった新規顧客層も積極的に取り込んでいるのです。

多くのレクサスオーナーは、これまでの大型モデルであるLSやRXを所有している中で、普段の街乗りや近距離移動用のセカンドカーとしてLBXを選んでいます。小型でありながらも、レクサスらしい高い質感と高級感を兼ね備えているため、「小さなレクサス」としての満足度が非常に高いというレビューが多く見られます。

彼らにとって、取り回しの良いコンパクトなサイズは、都市部での運転や駐車のストレスを軽減する大きなメリットとなっています。

一方で、20代後半から30代前半の都市部在住者や、輸入車に対して抵抗感のある層が、LBXを「手の届く高級車」として捉え、購入しています。この車両は、ラグジュアリーでありながらも親しみやすいデザインが特徴で、レクサスブランドへの新たな入り口として機能しています。

また、欧州市場、特にイタリアやフランスといった主要都市では、コンパクトでありながら上質な車が求められる傾向があり、LBXは「都市型SUV」として非常に高い評価を得ています。これは、狭い道路や限られた駐車スペースといった欧州の都市環境に、LBXのサイズ感が完璧にフィットしているからです。

ターゲット層主なニーズLBXが提供する価値
既存レクサスオーナーセカンドカーとしての実用性、レクサスらしい高級感コンパクトなサイズ感、変わらない上質な乗り味
新規顧客層(若年層、輸入車検討層など)手の届く高級車、都会的なデザイン、日本車の信頼性レクサス入門車としてのポジション、高級感と実用性のバランス
欧州市場ユーザー都市型コンパクトSUV、環境性能、プレミアム感狭い道での取り回し、ハイブリッドによる低燃費・静粛性

このように、LBXは既存顧客の深掘りと新規顧客の開拓という二つの側面から、幅広いユーザーのニーズを的確に捉え、販売好調を支えています。

なぜ人気?売れている理由と市場背景

レクサス LBXがこれほどまでに人気を集めている背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。その一つが、トヨタのヤリスクロスとプラットフォームを共有していることです。これにより、開発コストを抑えつつ、信頼性の高い基盤の上にレクサスならではのプレミアムな仕様を実現しています。

その結果、300万円台から購入できる価格設定となり、これまでレクサスに憧れを抱きながらも手の届かない存在だった層にも、選択肢を提供しています。

走行性能についても、コンパクトなボディサイズながらも、レクサスブランドにふさわしい静粛性と快適な乗り心地を実現している点が、ユーザーからの高い評価に繋がっています。特に都市部での日常使いにおいて、その取り回しの良さと上質な走行感が際立ちます。

また、ハイブリッドシステム採用による優れた燃費性能も大きな魅力です。ガソリン代を抑えたいという現代のニーズに合致しており、経済的なメリットも享受できます。

一方で、デザイン面では、レクサスらしい高級感を維持しつつも、より親しみやすいフォルムを採用している点も特筆すべきです。内外装の丁寧な仕上げや、質の高い素材の採用は、所有する喜びを高めています。ただし、一部では助手席パワーシートの非搭載など、価格に対する装備の物足りなさを指摘する声もあります。

しかし、2025年5月には年次改良が実施され、リアショックのシリンダー径拡大による乗り心地の向上や、EPS制御の最適化によるステアリング操作のスムーズ化、さらにはANC(アクティブノイズコントロール)の標準化と吸音材の追加による静粛性の向上が図られました。

これらの改良は、ユーザーからのフィードバックを反映したものであり、LBXの総合的な魅力をさらに高めることになります。特に、バッテリー問題への対応として、バッテリー容量の向上や待機電流の低減措置が図られていることも、信頼性の向上に寄与しています。

人気の理由具体的な内容
プラットフォーム共有によるコストメリットヤリスクロスとの共通基盤により、手の届きやすい価格設定を実現。
走行性能と燃費性能静粛性の高さ、快適な乗り心地、ハイブリッドによる優れた燃費。
デザインと内装の質感高級感と親しみやすさを両立したデザイン、上質な素材の使用。
年次改良による品質向上乗り心地、静粛性、操作性の改善、バッテリー対策の実施。

このように、レクサス LBXは、価格、性能、デザイン、そしてブランド力のバランスが取れた高級コンパクトSUVとして、多様なニーズに応えることで市場での確固たる地位を築いています。これが、現在のLBXの売れ行きを支える主要な理由であり、今後もその人気が続く可能性を示唆しています。

受注停止の背景と現在の予約状況

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レクサス LBXの購入を検討している方の中には、「受注停止」という言葉を聞いて不安を感じた方もいるかもしれません。実際、過去に一部の期間や特定のモデルで、LBXの受注が一時的に停止されたことは事実です。この背景にはいくつかの要因がありました。

主な理由の一つは、発売当初に予想をはるかに上回る注文が殺到したことです。特に人気グレードや特定のオプションに注文が集中し、メーカーの生産能力を超える事態となりました。これにより、納車の長期化を避けるため、一時的に新規受注を制限する必要が生じたのです。

また、世界的な半導体不足の影響が完全に解消されたわけではなく、一部の電子部品や特殊な素材の供給が不安定になることも、生産計画に影響を与え、受注停止の一因となることがありました。

さらに、年次改良への準備も受注停止の背景にありました。自動車メーカーは定期的にモデルの改良を行うため、その切り替え時期には現行モデルの生産を一時的に終了し、新モデルの生産準備に入るのが一般的です。LBXに関しても、2025年中に改良が予定されていたため、その準備期間として受注調整が行われた可能性があります。

前述の通り、補機バッテリーに関する問題への対応も、品質確保のための調整期間として生産をコントロールしたという見方もあります。

しかし、現在の予約状況は大きく改善されています。2025年5月現在、レクサス LBXの標準グレード(Cool、Relax、Elegant、Activeなど)については、多くのディーラーで受注が可能となっています。過去の受注停止は、主に限定モデルや生産切り替えに伴う一時的な措置であったと考えられます。

ただし、ディーラーによっては、抱えている受注残や納車可能枠に応じて、個別に受注を調整する場合があります。例えば、オーダーメイドシステムである「BESPOKE Build」や、特別モデルである「MORIZO RR」については、生産台数が限られるため、引き続き販売店への確認が不可欠です。

現在の受注状況をまとめると以下のようになります。

グレード受注状況特記事項
標準グレード多くのディーラーで受注可能一時的な受注停止は解消されつつある
BESPOKE Build受注枠が限られている場合があるオーダー内容により納期が変動しやすい
MORIZO RR非常に流動的、公式発表を待つ必要がある可能性限定生産の可能性が高く、抽選販売や条件付き販売の形となることも考えられます。情報収集が重要です。

今後の見通しとしては、年次改良モデルの生産準備が整い次第、あるいは改良内容が正式に発表された後には、新たな受注が本格化すると予想されます。ディーラーに直接問い合わせ、希望する仕様での最新の納期見込みを正確に把握することが大切です。

納期はどれくらい?最新情報を解説

レクサス LBXの購入を検討する上で、最も気になる情報の一つが「納期」ではないでしょうか。発売当初、LBXは予想を上回る注文が殺到したことで、2023年末の時点では平均6~8ヶ月という長期間の納期となっていました。しかし、その後レクサスは生産体制の改善に力を入れ、現在の納期は大幅に短縮されています。

2025年7月現在の情報によれば、レクサス LBXの標準的なグレードであれば、最短で約2.5ヶ月から、長くても約3〜4ヶ月程度で納車される見込みです。特に、人気グレードの生産を優先する戦略や、キャンセル車両、新古車の活用といった柔軟な供給戦略が功を奏しています。例えば、人気の「Relax」グレードは生産ラインが優先的に割り当てられることで、比較的早い納車が実現しているという情報もあります。

ただし、MORIZO RRグレードについては、半導体部品の使用数が多いため、一般的なグレードよりも納期が長くなる傾向があり、約4ヶ月以上かかるケースが多いようです。

実際の納車までの流れは、工場出荷から販売店への輸送、そしてナンバー登録手続きなどを経るため、工場出荷時期の目安に加えてさらに数週間程度の時間が必要となります。

現在の納期状況は以下の表の通りです。

タイプ・グレード納期目安特記事項
基準車(標準グレード)3〜3.5ヶ月人気カラーや標準装備のみの仕様は短納期傾向
MORIZO RR4ヶ月〜半導体部品が多く、納期が長くなる傾向

納期が短縮された背景には、いくつか要因があります。まず、発売当初の爆発的な需要が一巡し、落ち着いてきたことが挙げられます。また、レクサス側が増産体制を整え、生産効率を向上させたことも大きいです。加えて、世界的な半導体不足が緩和されつつあることも、部品供給の安定化に寄与しています。

一方で、納期に影響を与える注意点も存在します。例えば、選択するオプションやボディカラーによっては、納期が変動する可能性があります。特に特殊な塗装色や、供給が不安定なメーカーオプションを多数選択した場合、標準的な納期よりも長くなることがあります。

また、ディーラーごとの在庫状況や、抱えているバックオーダーの数によっても、実際の納期は異なる場合があります。都市部の人気ディーラーでは注文が集中しやすく、地方の店舗では比較的スムーズに納車できることもあるため、複数のディーラーに問い合わせて比較検討するのも一つの方法です。

早く納車を希望するユーザーは、キャンセル車が出た際に連絡をもらえるように依頼したり、中古車市場で新古車や未使用車を探すという選択肢も有効です。中古車であれば、新車よりも早く手に入ることが多く、場合によっては価格も抑えられるメリットがあります。

「売れてない」「高すぎる」は本当か?

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レクサス LBXに関して、「売れてない」といった声や「高すぎる」という意見を耳にすることがあります。しかし、これらの声が必ずしもLBXの実際の評価や売れ行きを正確に表しているわけではありません。

まず、「売れてない」という意見についてです。前述の通り、レクサス LBXは発売以来、堅調な販売実績を上げています。特にコンパクトSUV市場全体で見た場合、登録台数は控えめに見えるかもしれませんが、これはレクサスという高級ブランドのモデルであるという点を考慮する必要があります。

トヨタ全体の売れ筋モデルと比較すれば数字は見劣りしますが、レクサスブランドの中ではベストセラーモデルの一つであり、月間目標販売台数を大きく上回る勢いで販売されています。

次に「高すぎる」という意見ですが、レクサス LBXの価格設定は、最も手頃なグレードで約450万円からと、同クラスの国産コンパクトSUVと比較すると確かに高価です。

車種参考価格帯(最上級グレード周辺)
レクサス LBX約450万円~500万円台
カローラクロス約300万円台
ハリアー約400万円台
VW T-ROC約400万円台後半

このように比較すると、カローラクロスのハイブリッド最上級グレードよりも100万円以上高く、1クラス上のハリアーのPHEV以外の最上級グレードよりも高価な設定です。また、フォルクスワーゲン T-ROCやプジョー2008といった輸入車と同等かそれ以上の価格帯に位置しています。

しかし、LBXの価格は、単に車両の大きさと比較して判断すべきではありません。レクサスブランドが提供する「価値」を考慮に入れる必要があります。その価値には、内装の高級感、静粛性の高さ、細部にわたる丁寧な作り込み、先進の安全装備、そして「レクサスを所有する」というステータスが含まれます。たとえば、シートの素材感やステッチの美しさ、操作系の質感など、目に見えない部分にまでこだわって開発されています。

また、「ヤリスクロスに化粧を施しただけ」という批判も一部で見られますが、LBXはヤリスクロスとプラットフォームを共有しつつも、単なる高級版ではありません。ドライビングポジションの最適化、専用チューニングされた足回り、遮音材の追加など、レクサスとしての乗り味や静粛性を追求するための独自の開発がなされています。

「売れてない」「高すぎる」という声は、LBXの「高級コンパクトSUV」という新しい位置づけに対する戸惑いや、従来のレクサス像とのギャップから生じている可能性もあります。

しかし、LBXは「気負いなく乗れる革靴に対するスニーカーのようなクルマ」という開発思想のもと、この価格帯でレクサスの質の高さと実用性のバランスを実現していると言えます。ユーザーのレビューを見ても、「内装の高級感」「静粛性」に対する高い満足度が報告されており、価格に見合う価値を感じているユーザーが多数存在します。

レクサス LBXの売れ行きは今後も期待できるか?

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  • 他モデルと比較!エレガントな違い
  • 「後悔」「ダサい」「恥ずかしい」の声は?
  • リセールバリューから見る将来性
  • 最新情報!2025年改良でどう変わる?
  • あなたにレクサス LBXは買うべきか
  • 選ばれている人気色と内装の魅力

他モデルと比較!エレガントな違い

レクサス LBXを検討する際、他のモデル、特に同じコンパクトSUVであるトヨタ ヤリスクロスや、輸入車のメルセデス・ベンツGLA、アウディQ2などとの比較は避けて通れません。これらの車両とLBXには、それぞれ明確な違いがあります。

まず、LBXとトヨタ ヤリスクロスは、プラットフォームを共有する兄弟車です。ただ、そのコンセプトとターゲット層は大きく異なります。ヤリスクロスは、手頃な価格と高い燃費性能を武器に、幅広いユーザー層に支持される実用性重視のモデルです。

それに対し、LBXはよりプレミアム志向のユーザーをターゲットにしています。具体的には、都市部在住で「小さくても高級感のあるクルマ」を求める層や、初めてレクサスブランドを手にするユーザー、あるいは既存のレクサスオーナーがセカンドカーとしての上質さを重視して選ぶケースが多いです。

インテリアの質感や装備の充実度においても、LBXはヤリスクロスよりも格上の仕上がりになっており、単なる「ヤリスクロスの高級版」ではないことが明確に分かります。

比較項目レクサス LBXトヨタ ヤリスクロス
コンセプト「ちょっとした贅沢」を日常に手頃な価格と実用性
ターゲット層プレミアム志向、都市部ユーザー、新規レクサス層幅広い層、実用性重視
価格帯約420万円~(HEV)約180万円~(ガソリン)
内装の質感レクサスらしい上質さ、丁寧な作り込み実用的ながらシンプル

一方、輸入プレミアムコンパクトSUVとの比較ではどうでしょうか。例えば、メルセデス・ベンツGLAは、車両本体価格が500万円前後からスタートし、オプションを含めるとさらに高価になる傾向があります。この価格帯は、輸入車を選ぶ余裕のある層をメインターゲットにしています。対してLBXは、300万円台から購入できる設定で、レクサスブランドの中では比較的手の届きやすいモデルとして位置づけられています。

デザイン面でも違いがあります。GLAがスポーティでシャープな印象を与えるのに対し、LBXは「親しみやすさ」と「落ち着いた上質さ」を併せ持つ内外装が特徴です。この違いが、輸入車に抵抗のあるユーザーや、長く安心して乗りたいと考える層にLBXを選ばせる理由にもなっています。

レクサス LBXは、単にコンパクトなSUVというだけでなく、「レクサス」というブランドが持つ高級感と、日本市場に最適化された取り回しの良さ、そしてハイブリッドシステムによる高い燃費性能と静粛性を兼ね備えています。これらの「エレガントな違い」が、LBXの独自の立ち位置を確立し、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。

「後悔」「ダサい」「恥ずかしい」の声は?

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レクサス LBXに対して、「後悔した」「ダサい」「恥ずかしい」といったネガティブなレビューや声が一部で見られることがあります。これらの意見がどこから来ているのか、その理由と背景を探ってみましょう。

まず、「ダサい」「恥ずかしい」という声の多くは、デザインに関するものです。特にフロントデザインについては、従来のレクサスらしいスピンドルグリルとは異なる新しい「スピンドルボディ」の考え方が採用されており、これが好みを分ける要因となっています。

一部のユーザーは、高級車としてのレクサスのイメージと、コンパクトなSUVであるLBXのフォルムがミスマッチだと感じたり、可愛らしすぎるという印象を抱いたりするようです。また、車両のサイズと価格のギャップに違和感を覚えるという意見もあります。

レクサスといえば、大きく堂々とした高級車というイメージが強いですが、全長約4.2mというコンパクトなLBXにレクサスのエンブレムがついていることに、一部の層は「浮いて見える」と感じるようです。

意見背景・理由LBXの実際
「ダサい」フロントデザインの好みの違い、
高級感と可愛さのミスマッチ感
新しいデザインコンセプト、
親しみやすさを重視
「恥ずかしい」コンパクトなボディに高級エンブレムへの違和感、
ヤリスクロスとのプラットフォーム共有への誤解
所有者の価値観による、
独自の設計と質感向上
「後悔」装備面での期待との乖離(助手席パワーシートなど)、
価格と内容のバランスへの不満
実用性重視の装備構成、
総合的な「レクサス体験」を重視

そして、「後悔した」という意見は、主に装備面や性能に対する期待との乖離から生じることがあります。例えば、この価格帯の高級車であれば標準装備されていてほしいと考える、助手席パワーシートやリアエアコン吹き出し口が一部グレードで非搭載である点が挙げられます。

ドライバーだけでなく、同乗者の快適性を重視するユーザーにとっては、これが不満につながる理由となることもあります。また、パワートレインが1.5Lハイブリッドのみで、走行性能が「想像より控えめ」と感じるユーザーもいるようです。高速走行やワインディングロードでの走りのパワーを重視する方には、物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、これらの声はあくまで一部の意見であり、レクサス LBXの購入層や、そのモデルが目指すコンセプトを理解していない場合に生じやすいものです。LBXは「日常をちょっと上質にする」ことを目的としたクルマであり、そのデザインや装備は、コンパクトなサイズでの使いやすさとレクサスらしい質感を両立させることに主眼が置かれています。

実際、多くのオーナーからは「内装の高級感」「静粛性」といった点で高い評価を得ており、走行性能も街乗りには十分以上の走りを提供しています。見た目や他人の評価を気にすることも重要ですが、最終的には試乗してご自身のライフスタイルに合うかどうかを確かめるのが、後悔しないための最も良い方法と言えるでしょう。

リセールバリューから見る将来性

レクサス LBXの購入を検討する上で、将来的な価値、つまり「リセールバリュー」が気になる方も多いでしょう。リセールバリューとは、車両を売却する際にどの程度の価格で買い取ってもらえるかを示す指標であり、これが高い車種は「資産価値が落ちにくい」と評価されます。レクサス LBXは、現在のところ、比較的高いリセールバリューを維持する可能性が高いと見られています。

この高いリセールバリューが期待される理由はいくつかあります。

  1. レクサスというブランド力
    レクサスは日本だけでなく世界中で高い人気を誇る高級車ブランドであり、その車種は全般的にリセールバリューが高い傾向にあります。LBXも例外ではなく、レクサスのブランド力を背景に需要が安定しています。
  2. SUVとしての人気
    近年、国内外でSUVの人気が持続しており、特にコンパクトSUV市場は成長を続けています。LBXは、このニーズに合致するモデルとして、今後も安定した需要が見込めます。
  3. 人気グレードや人気色の存在
    例えば、「Cool」や「MORIZO RR」といった装備やデザインが人気のグレード、そしてソニッククォーツ(ホワイトパール系)やブラックマイカ(ブラック系)といった定番のボディカラーは、特にリセールバリューが高くなる傾向にあります。中古車市場では、これらの人気色や仕様の車両が求められることが多いからです。
  4. 海外からの需要(輸出需要)
    LBXは国内だけでなく、欧州をはじめとする海外市場でも高い評価を得ており、輸出による高値での売却も期待できます。
要素リセールバリューへの影響備考
ブランド力非常に高いレクサス全体の傾向
車種カテゴリ高い(SUV人気)コンパクトSUV市場の成長
グレード「Cool」「MORIZO RR」が高い人気装備や専用デザインが評価
ボディカラー「ソニッククォーツ」「ブラックマイカ」が高い定番色が中古車市場で有利
年式新車から3年程度が有利初期の減価率が低い傾向
輸出需要高い可能性ありグローバルでの人気が影響

ただし、LBXが登場してからまだ日が浅いため、中古車市場での本格的な相場変動はこれからという状況です。そのため、今後の相場推移には注意を払う必要があります。

リセールバリューを考慮した購入戦略としては、人気のグレードやカラーを選ぶことがまず挙げられます。また、新車から3年程度の早期売却を検討することで、高いリセールバリューを期待できます。買取査定の際には、複数の業者に比較見積もりを依頼し、最も高い査定額を提示したところに売却することが重要です。

このように、レクサス LBXは、そのブラ力と市場のニーズに合致するモデルとしての価値から、将来的に高いリセールバリューを維持する可能性を秘めている車両と言えるでしょう。

最新情報!2025年改良でどう変わる?

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レクサス LBXは、2025年5月15日に一部改良が発表され、車両の魅力がさらに向上しました。見た目の大きな変化は控えめですが、走行性能や快適性に関する重要な改良が施されています。

主な改良点は、レクサスが重視する「Lexus Driving Signature」の深化、つまり走りの質感と静粛性の向上にあります。具体的には、リアショックアブソーバーのシリンダー径が拡大され、これにより路面からの振動をより効果的に吸収し、乗り心地が改善されています。また、EPS(電動パワーステアリング)の制御も最適化され、ステアリング操作がよりスムーズになり、ドライバーの意図に忠実な走りを実現しています。

静粛性についても、アクティブノイズコントロール(ANC)が全モデルに標準装備されたほか、吸音材が追加されるなど、車内が一段と静かになりました。これは、ハイブリッドシステムの静かな走行と相まって、高級車に求められる静かで快適な移動空間を提供しています。

改良項目具体的な変更点ユーザーへの影響
サスペンションリアショックのシリンダー径拡大乗り心地がさらに向上、路面の凹凸での振動を抑制
ステアリング制御EPS制御の最適化よりスムーズなハンドリング、運転のしやすさ向上
静粛性ANC標準化、吸音材の追加車内の静かさが向上、快適な空間実現
新グレード「Active」追加(スポーティ仕様)選択肢が広がり、よりアクティブなデザインも選択可能に

バッテリーに関する対策も進められており、補機バッテリーの容量が35Ahから39Ahに向上したこと、そして待機電流の低減措置が図られていることも注目すべき点です。これは、一部で報じられたバッテリー問題への対応と考えられます。

さらに、新グレードとして「Active」が追加されました。これは、スポーティなデザインと走りの質感を追求したモデルで、ブラックとレッドのコントラストが特徴です。これにより、ユーザーは自身のライフスタイルや好みに合わせて、より幅広い選択肢の中からレクサス LBXを選ぶことができるようになりました。

これらの年次改良は、レクサス LBXがユーザーの声に応え、品質を向上させ続けていることを示しています。新車の購入を検討している方にとっては、改良後のモデルを選ぶのが安全な選択と言えるでしょう。

あなたにレクサス LBXは買うべきか

レクサス LBXの購入を検討しているあなたは、「本当にこのクルマが自分に合っているのだろうか?」と疑問に思っているかもしれません。車両の購入は大きな決断ですから、ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせて慎重に判断することが大切です。

レクサス LBXは、特に以下のような方におすすめできます。

  • 都市部での運転が中心で、取り回しの良いコンパクトSUVを求めている方
    全長が短く、最小回転半径も小さいため、狭い道や駐車場での運転がしやすいです。
  • 高級車に乗りたいけれど、大きすぎるSUVは必要ない、という方
    「ちょっとした贅沢」を日常に取り入れたい方にぴったりのモデルです。
  • 静かで快適な走りを重視する方
    ハイブリッドシステムによる高い静粛性と、改良された足回りによる上質な乗り心地を体験できます。
  • 燃費性能を重視する方
    ハイブリッドならではの優れた燃費は、日々の走行でガソリン代を抑えることに貢献します。
  • 初めてレクサスを所有する方
    レクサスのブランド価値や品質を手頃な価格で体験できる、入門モデルとして最適です。
おすすめポイント具体的な理由
都市部での使いやすさコンパクトなサイズと優れた取り回し性能で、狭い道や駐車場も安心。
高級感と実用性の両立レクサスらしい上質な内外装と、日常使いに十分な機能。
快適な走行体験高い静粛性とスムーズな走り、長距離運転も疲れにくい。
経済性ハイブリッドによる優れた燃費性能で、燃料費用を抑制。
リセールバリューの高さ将来の売却時にも価値が落ちにくい傾向。

一方で、レクサス LBXが向いていない可能性があるのは、以下のような方です。

  • 後席に頻繁に大人を乗せる、あるいは大量の荷物を積載する機会が多い方
    後席の居住性や荷室容量は、他の大型SUVに比べて限られます。
  • 本格的なオフロード走行や、パワのあるエンジンを求める方
    ハイブリッドモデルのみのラインナップであり、走行性能はマイルドなセッティングです。
  • 価格に対して「装備の豪華さ」を最優先する方
    一部の快適装備がオプションだったり、上位車種と比べるとシンプルな部分もあります。

試乗は、レクサス LBXがご自身のライフスタイルに合うかどうかを確かめる上で非常に重要です。実際に運転し、シートの座り心地や視界の広さ、加速や制動の感覚、そして静粛性や段差を乗り越える際の振動などを体感してください。ディーラーの営業担当者に、ご自身の運転状況や使用目的を伝えて相談することで、最適な選択をする手助けとなるでしょう。

選ばれている人気色と内装の魅力

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レクサス LBXは、そのエレガントなデザインを際立たせる多彩なボディカラーと、上質な内装色の組み合わせが魅力の一つです。どの色を選ぶかは、ユーザーの個性やライフスタイルを表現する大切な要素となります。

現在のレクサス LBXの人気色ランキングでは、以下のカラーが上位を占めています。

  1. ソニッククォーツ
    清潔感と上品さを兼ね備えたホワイトパール系で、レクサス車種全体でも常に高い人気を誇る定番色です。純白というよりはわずかにクリームがかった温かみのある色合いで、3層構造のパール塗装による美しい煌めきが特徴です。
  2. ブラックマイカ
    もう一つの定番色であるブラック系です。マイカ塗装によるキラキラとした輝きが特徴で、ソリッドブラックとは異なる豊かな表情を見せます。LBXの精悍なエクステリアデザインとの相性も良く、コンパクトながらも威圧感を感じさせる存在感があります。
  3. ソニッククロム
    ダークグレー系の色で、レクサス独自の技術が投入された金属的な質感が特徴です。白や黒といった定番色では物足りなさを感じるユーザーに人気です。
人気色ランキング特徴おすすめポイント
1位 ソニッククォーツ清潔感と上品さのあるホワイトパール系定番人気、高いリセールバリューが期待できる
2位 ブラックマイカ精悍さと威圧感のあるブラック系定番人気、デザインとの相性が良い
3位 ソニッククロム金属的な質感のダークグレー系個性を出しつつも落ち着いた印象を求めるユーザーに

これらの定番色に加え、ディープアズールマイカメタリック(深みのあるダークブルー)や、レッドスピネル(鮮やかな赤)、そして有料カラーであるソニックカッパー(銅をイメージしたブラウン系)など、個性的でエレガントなカラーバリエーションも用意されています。ソニックカッパーは特にゴージャスな雰囲気を醸し出し、他とは違う一台を求めるユーザーに支持されています。

内装についても、レクサス LBXはグレードによって異なるカラと素材が選択できます。例えば、「Relax」グレードでは、落ち着いたブラック内装の他に、お洒落で高級感のあるサドルタン内装が選べます。ビスポークビルドでは、シート刺繍やドアトリム刺繍、シートベルトカラーなど、さらに多くの選択肢から自分好みに仕立てることが可能です。

レクサス LBXの内装は、どのグレードを選んでもレクサスらしい上質さが保たれています。手に触れる部分の質感、インストルメントパネルやドアトリムの丁寧な仕上げは、ドライバーと同乗者双方に快適で高級感のある空間を提供します。特に、今回の年次改良で走行性能や静粛性が向上したことで、この上質な内装空間の魅力がさらに引き立つことでしょう。

レクサス LBXの売れ行きを総括

レクサス LBXは、2023年11月の発売以来、予想を上回る好調な売れ行きを見せています。月間平均1,700台超の販売を記録し、その人気は幅広い層に拡大しています。一部での受注停止は一時的なもので、年次改良により走行性能や静粛性が向上。現在納期も短縮傾向にあり、ブランド力とSUV人気でリセールバリューも期待できるモデルです。

記事のポイントをまとめます。

  • LBXは2023年11月の発売以降、販売が好調である
  • 2024年5月時点で累計約8,700台を販売した
  • 月平均1,700台、ピーク時は2,000台超の販売を維持している
  • 既存および新規の幅広いユーザー層を獲得している
  • ヤリスクロスとプラットフォームを共有し、手の届く価格を実現した
  • 高い静粛性、快適な乗り心地、優れた燃費が魅力である
  • 2025年5月の年次改良で走行性、静粛性が向上した
  • 受注停止は一時的なものであり、現在は改善傾向にある
  • 標準グレードの納期は約2.5〜4ヶ月程度に短縮された
  • MORIZO RRグレードは納期が長めである
  • 「売れてない」「高すぎる」は一部の誤解である
  • リセールバリューはブランド力とSUV人気で高水準を維持する
  • 人気色はソニッククォーツ、ブラックマイカ、ソニッククロムだ
  • 内装はグレードごとに上質な空間を提供する
  • 購入時はライフスタイルと用途に合うか試乗で確認する必要がある

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